表紙写真:下諏訪御柱街道トレイルレースより/PHOTO by SHO FUJIMAKI
こんにちは!COMPの編集室です。
COMPではアスリートをはじめ、 多くの活動をスポンサーシップ・サポートしています。
COMPがサポートするプロマウンテンランナー吉住友里(よしずみ ゆり)さんが
2025年9月&10月に出場したレースの結果をシェアさせていただきます🙌
<目次>
2025/9/6(土)、下諏訪御柱街道トレイルレースで優勝!
PHOTO by SHO FUJIMAKI
2025年9月6日(土)に長野県下諏訪町で開催された、第1回下諏訪御柱街道トレイルのロング42km(累積標高差2,300m)に出場。4時間50分36秒でゴールし、女子総合優勝、男女総合5位という見事な結果でした!
吉住さんは海外遠征のただなかで、8月29日(金)にフランス・シャモニーを出発してモンブランをまわるUTMB100kmカテゴリーCCCに出場し(紹介記事は こちら)、9月27日(土)にはスペインでの世界選手権も控えていたところのだったのですが、下諏訪の大会のために1週間だけ一時帰国しました。
吉住さんが「どうしても走りたかった」と語るこの大会は、
実は2年前に、商工会議所の方から吉住さんに、「下諏訪でトレイルランニングレースをやりたい」と相談があり、そこから話が進み、ついに今年開催へと至った、という経緯があったそうです。
そんな記念すべき大会の第1回を優勝で飾った吉住さん。おめでとうございます!👏👏
PHOTO by SHO FUJIMAKI
吉住さんコメント:
「コースはバリエーションに富み、絶景を見ながら走る、本当に面白いコースで、楽しかったです!
暑さにバテる男性選手も多く、後半に順位を上げることができ、総合でも5位に入ることができました。2位の女子とは50分差でした。
CCCで悔しい結果だったので、世界選手権に向けて気持ちを入れ直したのもよかったのかもしれません。
山の上から見る景色は本当に最高でした!」
2025/9/27(土)、スペインで開催されたマウンテントレイルランニング世界選手権ロング82kmを完走!
2025/9/27(土)スペイン北部・ピレネー山脈のカンフランにてマウンテントレイルランニング世界選手権が開催され、ロング(82km、累積標高差5,400m)の部に吉住さんは出場。13時間12分57秒で完走し、60位という結果でした。
マウンテントレイルランニングの世界選手権は2年に一度開催され、前回はオーストリア・チロル州のインスブルックで開催されています。
吉住さんコメント:
「前回のインスブルックでの悔しさをバネに、この2年間頑張ってきたつもりでした。
今回は2週間前から現地入りし、試走もして、体調もよく、 自分なりに出来る限りの準備をして挑んだつもりでしたが、結果は惨敗でした。
今回のスペインピレネー山脈のコースはとてもテクニカルで、
岩場やガレ場の下りが壊滅的に下れず、全く歯が立ちませんでした。
世界との差を見せつけられました。
すごく悔しくて、ゴールしたら号泣してしまいました。
悔し涙を次は笑顔に変えられるように、2年後のケープタウンに向けて、またがんばっていきたいです。」
PHOTO by Koshiro Noda
世界で戦うには、海外に行き、どんなテクニカルなコースも、タフなコースも、
何度も走って習得するしかないと、決意を固める吉住さん。
吉住さんの挑戦を、引き続き応援してまいります!💪
2025/10/12(日)、日本山岳耐久レース(ハセツネカップ)二連覇!
PHOTO by Katsunori Tobita
2025年10月12日(日)に東京都あきる野市で開催された日本山岳耐久レース(長谷川恒男カップ、通称ハセツネカップ)に出場。71.5km、累積標高差4,600mのコースを9時間13分02秒で完走し、女子総合優勝、男女総合12位という素晴らしい結果でした!
昨年に引き続きの二連覇です!
おめでとうございます!👏👏
PHOTO by 謝威
吉住さんコメント:
「世界選手権での悔しさや世界レベルの壁を突き付けられた無力感から、メンタルも復活し、
またここから再スタートだと思い、走りました。
ハセツネカップは特徴的で、コースもルールもなかなか難しい大会です。
エイドは40km地点の1ヵ所で、ドリンクのみ(水かスポーツドリンク1.5ℓまで)補給可能、
ほかは全て自分自身で担ぎ、走りきらなくてはなりません。
東京の景色もほとんど見えない山の中、13時スタートなので、半分以上は夜で暗い。
でもなぜか、皆が取り憑かれたように毎年チャレンジしたくなる、そんな大会です。
今年は夜間が思ったよりも暑く、濃霧で1m先くらいしか見えず、
濡れて滑る所が多く、トップ選手もみんな苦戦したようです。
そんな中でも、しっかり自分をマネジメントして最後まで走り切れたのがよかったです。
またここから頑張っていきます!」
2025/10/18(土)、中国で開催のNinghai by UTMB 60Kで5位!
2025年10月18日(土)に中国のNinghai(浙江省寧海)で開催されたUltra-Trail Ninghai by UTMB 60Kに出場。60.2km、累積標高差2,400mのコースを6時間24分18秒で完走し、5位(カテゴリー3位)という結果でした!
吉住さんにとって、中国で開催されるレースへの参加は初となります。
吉住さんコメント:
「レースは最初は暑くて脱水にならないか心配でしたが、途中からは土砂降りになり、岩と粘土質のサーフェスがツルツル滑ってテクニカルになり、下りを走るのが難しかったです。
3位以内に入りたかったのですが、やはり中国はレベルが高かったです。
終盤に一度抜かれた選手を、残り7kmの地点で抜き返し、何とか逃げ切り、
ハセツネからの連戦でしたが、しっかり走り切れたのでよかったです。
選手のレベルが高いのはもちろんですが、大会のクオリティが非常に高く、 レース以外の催しや演出、カメラマンの数、ボランティアや応援の数、全てにおいてレベルが高く、圧倒されました。たくさんの応援がすごくうれしかったです!
今回は招待での参加だったため、レース前から何不自由なく色々至れり尽くせりで、本当に感謝です。
いつもは1人で全て手配して、迷いながら公共交通機関を使って行き、たくさんのアクシデントやハプニングは付きものなので、
こんなにストレスもなくレースに集中できる環境は、改めてありがたいと思いました。」
海外での連戦に果敢に挑み続け、経験を重ねる吉住さん。
これからも吉住さんの活躍にご注目ください。
>> 吉住友里さん 公式Instagram
https://www.instagram.com/yoshizumi.yuri/
>> 公式YouTubeチャンネル「ずーみんチャンネル」
https://www.youtube.com/@yurimountainrunner
今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
※本ページの写真は各大会の公式写真および吉住さんのSNSよりお借りしています。二次利用等はお控えいただけますと幸いです。